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【ニュース】公正取引委員会、大阪ガス株式会社に対し立ち入り検査

 公正取引委員会は、平成30年8月2日、私的独占(独占禁止法第3条前段)及び不公正な取引方法(同法第19条)に反する行為を行った疑いがあるとして、大阪ガス株式会社(以下「大阪ガス」といいます。)に対し、立入検査(同法第47条第1項第4号)を行いました。

 報道によれば、大阪ガスは、少なくとも数年前から、大口顧客に対し、同社にガス供給契約を一本化した場合にガス料金を割引していましたが、割引を受けたにもかかわらず、その後当該契約の一部を解約した顧客に対して、当該割引分全額の支払い義務を負わせていたとのことです。

 これに加えて、大阪ガスは、他社と競合する顧客に対してガス料金を大幅に引き下げて、不当な価格で契約を締結した疑いもあるとのことです。

 平成29年4月には都市ガスの小売りが全面自由化されるなど、顧客の獲得競争が進んでおり、関西では関西電力がガス小売り事業に新規参入しています。

 報道によれば、公正取引委員会は、上記のようなガス小売り市場の状況から、大阪ガスに新規参入業者への顧客流出を防ぐ目的があったとみているようです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33703570S8A800C1CC0000/