企業法務研究会は、令和7年7月22日(午後6時30分~)に当事務所(及びWEB会議)にて、第128回企業法務研究会(勉強会)を開催致しました。
発表者:当事務所弁護士金子真大
研究課題:「生成AIと著作権 ―企業法務のための実務ポイントと対応指針―」
目次:
第1 はじめに
1.前提知識
(1)著作権法の保護対象(著作物性)
(2)著作権侵害の成否
2.生成AIと著作物の関係(概観)
3.利用関係から見る生成AIと著作権の疑問点
第2 AI学習と著作権(AIによる学習の侵害成否)
1.AI開発・学習段階の利用関係
2.AI学習に関する権利制限規定(著作権法30条の4)
(1)条文
(2)非享受目的要件
(3)「著作権者の利益を不当に害することとなる場合」
3.ケーススタディ
第3 AI出力と著作権(AIによる生成の侵害成否)
1.AI生成・利用段階の利用関係
2.著作権侵害該当性
(1)著作権侵害の要件(再掲)
(2)③生成AIへの指示・入力のために著作物を利用する行為
(3)④⑤生成する行為、及び生成物を利用する行為
3.ケーススタディ
第4 AI生成物の保護(AI生成物の著作物該当性)
1.AI生成物の著作物性がなぜ問題となるのか?
2.ケーススタディ
第5 実務対応策
1.社内ポリシーの策定・運用と教育
2.プロンプト、AI生成物の管理
3.契約・法律面での対策
第6 まとめ