加藤&パートナーズ法律事務所

加藤&パートナーズ法律事務所

法律情報・コラム

法律情報・コラム

後発医療品メーカーの特許権侵害 認める 知財高裁

中外製薬が軟こう薬の製法特許を侵害されたとして後発医薬品メーカーなど4社を提訴していた訴訟の控訴審で,知財高裁(設楽隆一裁判長)は3月25日,中外製薬の主張を認めて,4社に販売の差し止めなど命じた一審の東京地裁判決を支持し,4社側の控訴を棄却する判決を出しました。製法特許侵害が争われたのは,中外製薬が先行した乾癬治療薬「オキサロール軟こう」で,中外製薬は,後発医療品メーカーなど4社に対し,有効成分「マキサカルシトール」の製法特許を侵害しているとして提訴していました。

報道によりますと,今回の訴訟では,4社の軟膏の製法が中外製薬の特許発明と実質的に同一であるかが争われましたが,知財高裁は,中外製薬の先行医薬品と後発医薬品の本質的な部分に違いはないと判断し,後発医薬品メーカーの特許権侵害を認定しました。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98901390V20C16A3CR8000/

トップへ戻る